カーボンリスクの顕在化が加速 「実質的な取り組み」が、企業の脱炭素への核心へ ”オランダ・ハーグの裁判所は5月26日、英・オランダ系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルの現行の温暖化ガス削減目標は十分でないとし、2030年までに2019年比で45%削減するよう命じる判決を言い渡した。 (記事抜粋)シェルが今年発表した気候変動に関する戦略はエネルギー業界で最...
不動産から気候変動への挑戦 21世紀の人類にとっての最大の課題は気候変動と言っても過言では無いでしょう。 近年、グローバルな気候変動への対応機運の高まりとともに、金融、産業、行政などの各分野で様々な取り組みや枠組みが進められています。 経済的にも実効的にも、不動産は気候変動への対策における最前線であり、最重要戦術といえます。 何故ならば、不動産は世界...
持続可能性はリゾート・観光における核心的価値へ 人々の生活や活動において、日々、多数の種類の不動産施設が直接・間接的に用いられ、様々な活動の起点となります。そのなかでも、リゾートなどのツーリズム型施設は、持続可能性において最も大きな付加価値を創出することが可能な施設の一つです。 持続可能性は、日本の今後のリゾートを含むツーリズム開発おいて、最重要の課題であるとともに戦略的...
金融市場からのサステナビリティへの要望 不動産におけるポジティブ・インパクト投資の実現 約162兆円の資産を運用する世界最大の機関投資家である日本のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)や大手生命保険といった国内機関投資家は、金融市場におけるポジティブ・インパクト投資の実現を目指し、債券市場・株式市場で積極的な枠組みの編成を行っています。 直近では、日本生命保険は2021年...
“持続可能型コミュニティが生み出す価値” コロナ禍において、人の住み方と働き方、不動産の在り方、街のあり方、といった要素が大転換期にある今、持続可能性を柱にした街づくりは、地方都市やコミュニティとって未来型の都市モデルとともに、魅力的な価値をもつコミュニティ創生の絶好の機会ともなり得ています。 コロナ禍を経て、ワーケーション、勤務地の分散化、在宅ワークといった新たなコンセプトが急速に普...
「サステナビリティというトレンド」から「サステナビリティへの具体的な行動」への本質的な変化を促す 今日、サステナビリティ(持続可能性)という言葉は商業的にも浸透してきましたが、なかにはテーマをサステナビリティとしながらも、実質的な効果や影響が見えにくい商品やサービスを見かけることも少なくありません。 例えば、「サステナ系ファッション」、「サステナブル・ビーフ(牛肉)」といっ...