東京都は 2050年ゼロエミッション東京の実現をを掲げ、建物・不動産を含む脱炭素施策を多面的に推進しています。2030年の中間目標や再生可能エネルギー・省エネ施策、建築物の低炭素化支援など、国内でも先進的な取り組みが進む中、国際的な評価基準での進捗把握・意思決定への反映がこれからの都市の質を決める鍵となります。
こうした動きと呼応するように、グローバル市場では、建物の運用時CO₂排出を科学的根拠に基づく脱炭素パスウェイで捉えるCRREM(Carbon Risk Real Estate Monitor)が、投資家・金融機関・不動産市場の間で急速に広がっています。脱炭素は「理念」ではなく、意思決定を動かす現実のルールになり始めています。
本フォーラムでは、このCRREMを起点に、東京都のゼロエミッション戦略、企業・金融の意思決定、そしてそれを支えるテクノロジーを一つのストーリーとしてつなぎ、都市の脱炭素を“構想”から“実装”へと進めるリアルな道筋を描きます。
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Session 1
17:00 – 17:10
開会挨拶
溝手 翠(CIC Institute Project Manager & 環境エネルギーイノベーションコミュニティ運営事務局)
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Session 2
17:10 - 17:30
基調講演:世界の都市で進む不動産の脱炭素
アンドレア・パーマー(CRREM CEO)
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Session 3
17:30 - 17:50
2050年ゼロエミッション東京戦略
安藤 利幸氏(東京都環境局総務部環境政策課 統括課長代理)
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Session 4
17:50-18:10
建物 x 利用者 x テクノロジーによる都市の脱炭素化とインパクト創出
伊藤 幸彦(株式会社GOYOH 代表取締役;CRREMアジア太平洋地域諮問委員会 メンバー)
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Session 5
18:10-18:25
不動産脱炭素次のフロンティア、交通領域の挑戦
森下 和之氏(株式会社Spatial Pleasure CTO)
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Session 6
18:25 - 18:55
ディスカッション:ゼロエミッションへ向けたトップ企業の取組み
モデレーター
荒川 正子氏(株式会社エーエムシーアドバイザーズ 代表取締役)
パネリスト
井桁 和幸氏(日本ロレアル株式会社 Quality & EHS ディレクター)
重松 多聞氏(株式会社三菱UFJ銀行 ソリューション本部ソリューションプロダクツ部 副部長)
松永 和幸氏(鹿島建設株式会社 開発事業本部 新領域事業グループ長;一般社団法人グリーンビルディングジャパン(GBJ) 理事)
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Session 7
18:55 – 19:00
閉会挨拶
ジュリア・ヴァイン(CRREM COO)
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講演者
荒川 正子氏
株式会社エーエムシーアドバイザーズ(代表取締役)
不動産鑑定士として鑑定評価・デューデリジェンスに従事した後、ニューヨーク大学不動産大学院を修了。ドイツ銀行東京支店不動産ファイナンス部アンダーライティング責任者等を経て、シービーアールイー株式会社エグゼクティブディレクターとして国内外の不動産取引におけるビジネス機会の創出、ならびにグローバル企業・投資家向けのクライアントマネジメントを担当。2012年に株式会社エーエムシーアドバイザーズを設立、現在に至る。東証上場企業およびIPO準備企業の社外取締役も歴任。現在は、一般社団法人実践コーポレートガバナンス研究会(ICGJ)理事、日本ハウジング株式会社社外取締役を務める。
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安藤 利幸氏
東京都環境局総務部環境政策課統括課長代理(企画担当)
2009年、入庁。2009年から2012年まで、主税局にて都税の徴収業務に従事。2012年から2019年まで、青少年・治安対策本部にて、都民の安全安心、交通安全の施策立案、計画策定、企画立案等に従事。2019年から2024年まで、政策企画局にて国際ネットワークの立ち上げ、国際会議の企画立案に従事。
2024年から現職。ゼロエミッション東京戦略をはじめとする東京都の環境政策に関して、庁内外との調整業務等を担当。
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アンドレア・パーマー
CRREM CEO
CRREMのCEOとして、世界の不動産セクターにおける科学的根拠に基づく脱炭素化パスウェイの推進、ならびにトランジションリスク管理の高度化を主導。不動産およびサステナブル・ファイナンス分野における10年以上の実務経験を有し、機関投資家を中心としたESG戦略実装の専門家である。PGGMでは、REITポートフォリオの責任投資リードとして、ESG統合戦略の策定・運用を統括。EPRAサステナビリティ委員会、GRESB不動産スタンダード委員会など業界団体への参画を通じ、機関投資家向けサステナビリティ・フレームワークおよび情報開示実務の形成に貢献している。これまでに、ラサール・インベストメント・マネジメント、GRESB、インパクト投資に特化したトリオドス・インベストメント・マネジメントにて要職を歴任。不動産投資、サステナビリティ評価、実務運用の各領域に精通。
マドリードのIE大学建築・デザイン学部にて不動産開発およびサステナブル・シティの修士号を取得。シカゴ郊外のオーロラ大学にてマーケティング・リサーチの学士号を取得。
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井桁 和幸氏
日本ロレアル株式会社 Quality & EHS ディレクター
メディカル分野において長年にわたり品質マネジメントシステム(QMS)の構築に従事。品質・環境・労働安全分野(EHS)のIRCA認定審査員としての豊富な経験を有する。
2023年より日本ロレアル株式会社 Quality & EHS ディレクターに就任。グローバル・アジア・日本の連携を推進し、脱炭素プロジェクトを主導。新宿オフィスにおける再生可能エネルギー100%化を実現し、複数のビルオーナーとの協働実績を持つ。
AIを活用したデータシステムの構築にも精通。コスメコンシェルジュ資格、MBA保有。
伊藤 幸彦
株式会社GOYOH 代表取締役;CRREMアジア太平洋地域諮問委員会 メンバー
2006年に23歳でニューヨークにて不動産への投資・ 運営会社を起業。2008年に株式会社アスタリスクを創業、グローバルな機関投資家、投資ファンド、超富裕層などが求める、不動産のソフト価値を最大化するソリューションを提供する。2018年、不動産テック事業に特化したスタートアップ株式会社GOYOHを創業。グローバル投資家の視点からのESGによる不動産のソフト価値と社会的インパクトを追求するサービス「EaSyGo」サービスを展開する。
CRREMアジア太平洋地域諮問委員会 メンバー。
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重松 多聞氏
株式会社三菱UFJ銀行 ソリューションプロダクツ部 副部長(不動産ファイナンス担当)
1994年三菱UFJ銀行入行。2001年よりストラクチャードファイナンス部でPFI向けプロジェクトファイナンス、2005年より同部不動産ファイナンスに従事し、数々の不動産ノンリコースローン(NRL)案件や私募REIT組成を手掛ける。2021年から2023年まで、MUFGグループの不動産戦略企画を担当。2024年からソリューションプロダクツ部不動産ファイナンスグループにて、社会的インパクト不動産に対する取り組み、企業価値と不動産価値を組み合わせたファイナンスなど、社会課題や産業構造変化をテーマとする新たな領域探索に従事。
ジュリア・ヴァイン
CRREM COO
2023年1月よりCRREMイニシアチブのオペレーション管理を担当し、2024年11月よりCOOとして、組織全体のオペレーションを統括。2020年から外部博士課程研究者として、不動産セクターにおけるサステナビリティ推進をテーマに研究を行い、経営・運営面でのリーダーシップに加え、大学や教育機関における教育・講演活動を積極的に推進している。CRREM参画以前は、不動産鑑定および不動産コンサルティング分野に従事。
学歴は、レーゲンスブルク大学(IRE|BS)にて不動産学修士号を取得。不動産分野で約10年の実務経験を有する。
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松永 和幸氏
鹿島建設株式会社 開発事業本部 新領域事業グループ長;一般社団法人グリーンビルディングジャパン(GBJ) 理事;一級建築士 | LEED AP BD+C
鹿島建設株式会社 開発事業本部 新領域事業グループ長としてスマートシティ、ESGを軸とした不動産価値創造を主導。防災・減災のためのAI活用、再生可能エネルギーの活用、社会的インパクトを可視化する新評価手法など、技術とサステナビリティを融合した領域を推進している。一級建築士 。LEED AP BD+C。一般社団法人グリーンビルディングジャパン(GBJ) 理事として人材育成と企業連携を推進。
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溝手 翠
CIC Institute Project Manager & 環境エネルギーイノベーションコミュニティ運営事務局
米国州立大学を卒業後、デロイトトーマツコンサルティングにてAI・ロボティクス業界の戦略案件等に従事。後に米国にて同事業のプロダクトローンチをProject Managerとして牽引。その後、米国発スタートアップの日本拠点立ち上げを、営業・事業開発リードとして従事し、2023年7月よりCIC Instituteにてスマートシティ及び環境領域のスタートアップ支援業務に携わる。
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森下 和之氏
株式会社Spatial Pleasure CTO
1992年生まれ。メルボルン大学理学部数学科卒業。専門は離散数学・最適化・意思決定論。米国金融機関のビジネス分析部門にてGIS情報を活用した交通分析・震災リスク分析に従事した後、Spatial Pleasure創業期よりアルゴリズム開発およびリサーチディレクションを担う。現在はCTOとして、交通・物流事業者のCO₂排出量を科学的に計測・可視化するDMRV(Digital MRV)基盤「Mobility Intelligence Platform」の開発を統括。伊予鉄バス・神姫バス・東急バス等と連携した国内初のEV重量車J-クレジット認証取得を技術面で主導したほか、内閣府SIP第3期では早稲田大学と連携し電動車両導入時の環境便益シミュレーション事業に携わった。建物の脱炭素と並ぶ次のフロンティアとして、EV化が進む交通・物流領域のカーボンクレジット創出およびASEAN諸国でのJCM方法論開発を推進している
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主催
後援

About CRREM
CRREMについて
Carbon Risk Real Estate Monitor(CRREM)は、欧州連合(EU)の支援のもと発足した不動産の脱炭素化を推進する取り組みです。パリ協定に定められる2℃、1.5℃目標に整合するGHG排出量の脱炭素経路(de-carbonization pathway)を算出し、不動産ポートフォリオの脱炭素とリスク管理の指針となるツールを提供しています。
欧州を代表する機関投資家APG、PGGM、NBIM(ノルウェー中央銀行投資管理部門)により発足され、日本からはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)、CSRデザイン環境投資顧問株式会社、株式会社GOYOHが賛同・参画しています。

About CIC Tokyo E&E Innovation Community
CIC Tokyo 環境エネルギーイノベーションコミュニティについて
CIC Tokyo 環境エネルギーイノベーションコミュニティは、脱炭素社会の実現に向けた日本最大級の環境エネルギー特化型イノベーション拠点です。世界最大級のスタートアップ集積地であるCIC Tokyoと、社会システムの変革を牽引するU3イノベーションズが共同で運営しています。スタートアップから大企業、投資家、行政まで、業界の垣根を超えた多様なプレイヤーが結集し、ピッチイベントや実証実験のサポートを通じて技術の社会実装を加速させています。単なる交流の場にとどまらず、日本最大級の祭典「LEEP SUMMIT」の開催などを通じ、グローバルなエコシステムの構築と持続可能な未来への挑戦を牽引し続けています。

About GOYOH
GOYOHについて
GOYOHは、不動産に次世代の付加価値「ソフト価値」を与える不動産テックスタートアップです。不動産運用におけるESG施策を通じた財務的リターンを伴う社会的インパクト創出をサポートします。
不動産、キャピタル・マーケッツ、ホスピタリティにおける強力なバックグラウンドと最先端のテクノロジーを融合させ、グローバルに展開を拡げるファンドマネージャーや機関投資家に向けた包括的ESGソリューション、EaSyGoを提供しています。



